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中国の大学入試制度は地域差が著しい

かつては共通一次試験といわれ、現在ではセンター試験として存在している大学入試制度は日本独自のものです。
しかし、海外ではどうでしょうか。
中国では毎年6月に大学受験となる高考と呼ばれる制度が存在し、生まれた本籍地によって大学入試制度が異なるという大変珍しい制度を採用しているのが特徴です。
大学の定員が地域ごとに割り振られており、大学が設置されている地域の定員枠は他の地域よりもはるかに多いといいます。
そのため、世界でも有数といわれる大学がある地域に生まれ育った人の場合には、他の地域よりも多少成績が低くても入学できる可能性が高いです。
また、チベットをはじめとした経済発展が遅れている地域でも受験生が入学しやすいように優遇制度を取り入れているため、入学しやすいといいます。
地域によって試験の難易度が異なり、大都市や支援地域のような場所と、難しい地域では試験内容まで異なるといわれているほどです。
地域によって大学入試の内容まで異なるのは、広い中国ならではの特徴といえるでしょう。

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